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デザイナーズ・ラブ・シネマ2

PRADA 映画『マルホランドドライブ』に見るカルトな美

画像出典:VOGUE

映画には、やはりファッションをインスパイアーするたくさんの魅力がある。今回は第二弾として、画中に登場する素敵な衣装の数々から影響を受けた5つのファッションコレクションを紹介する。

  1. ハンガーゲーム2/ Thom Browne Fall’14
  2. 華麗なるギャッツビー/ The Brooks Brothers
  3. 哀愁の花びら/ DSQUARED2
  4. マルホランドドライブ/PRADA
  5. めまい/Ralph Lauren

1. ハンガーゲーム2/ Thom Browne Fall’14

あらすじ
2013年公開、アメリカ合衆国のSF映画、ハンガーゲームシリーズはティーンを中心に爆発的な人気を集めた。スーザン・コリンズによるヤング・アダルト系小説を原作に4部作の映画版ハンガーゲームシリーズが展開された。文明崩壊後の架空都市国家パネムでは、毎年、恵まれない奴隷地区、各12区から男女一人ずつを選出し、最後の一人になるまで殺し合いをするハンガーゲームが行われていた。主人公、カットニスは生贄として選出されてしまった妹の代わりにハンガーゲームに出場することとなった。同シリーズ第二弾、『ハンガーゲーム22』では、記念大会として歴代優勝者同士のハンガーゲームが行われ、優勝を果たしたカットニスはまたゲームに駆り出されることとなった。 本作の見どころであるのは、やはり登場人物の豪華絢爛な衣装の数々である。劇中には、アレキサンダーマックイーン、ジュン・J、ジャンポール・ゴルチエなどのそうそうたる名ブランドの衣装が登場する。

画像出典:FASHIONISTA

そんな全世界を熱狂させる映画からインスピレーションを受けたコレクションが Thom Browne Fall 2014 である。トム ブラウンThom Browne は2001年に設立されたニューヨーク発ファッションブランドである。このコレクションが発表される数ヶ月前に『ハンガーゲーム2:燃え上がる炎』が公開されているため、この作品が多いに影響を与えたに違いない。ハンガーゲームの設定として、国家全体が富裕層に統制されている。そのため、都市の富裕層は皆カラフルでゴージャスな衣装を身にまとい、奴隷地区出身の者はシンプルでダークカラーの衣装を着用。コレクションに出てくるゴールド、グレーなどの色使いや、ドレスのフォームなどはそのコントラストをよく表現している。コントラストと共によく表現されているのが柄の数々である。一見グレーなどのダークカラーを用いたスールなどはシンプルにも見えるが、よく見ると、一つひとつのジャケットやパンツにたくさんの柄が施されている。 劇中のファッションと比較しながらコレクションを見るとたくさんの共通点やインスピレーションを受けた衣装を見つけられるに違いないだろう。

作品情報
『ハンガーゲーム2』
 監督:フランシス・ローレンス
 公開年:2013年
 出演:ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムワーズ
 配給会社:カラーフォース

2.華麗なるギャッツビー/The Great Gatsby Collection by The Brooks Brothers

画像出典:Aftenposten

あらすじ
華麗なるギャッツビーは、2013年公開のアメリカ合衆国で、F・スコット・フィッツジェラルドの1925年の小説『グレート・ギャッツビー』を原作としている。華やかな世界を表現するのに長けていることで有名なバズ・ラーマンが監督・脚本を勤めた。レオナルド・ディカプリオ演じる主人公ジェイ・ギャッツビーは、かつての恋人デイジーに再会するために毎夜、豪華な饗宴を繰り広げていた。ニューヨーク全土から着飾った大勢の人々が訪れ、ダンスを踊り、何本ものシャンペンを開け、賑わっていた。主人公はかつて軍人であり、大富豪の娘であるデイジーと愛し合っていたが、戦争で無一文の貧乏青年となってしまった。デイジーはそんなギャッツビーを諦め、大金持ちのトム・ブキャナンと結婚してしまう。デイジーの愛を取り戻すため、ギャッツビーは自身の事業に成功し巨額の富を得る。そして、彼は、友人であるニック・キャラウェイの手助けにより愛するデイジーと再会する。この映画の見所は、彼らの愛の行方都と共に1920年代のファッションもあげられる。1920年代のアメリカは、空前の大繁栄をとげ、黄金の20年代と呼ばれた。当時の豪華な世界観を表現するために衣装は、プラダ、ミュウミュウ、ブルックスブラザーズが、ジュエリーはティファニーが提供した。ギャッツビーの夢のような豪邸で開催されるパーティーでは、上流階級の人々のゴージャスなファッションを垣間見ることができる。

画像出典:TheStyleGazette

ニューヨーク発、世界最古の紳士服ブランドブルックスブラザーズ(The Brooks Brothers)は、映画『華麗なるギャッツビー』の衣裳にインスパイアされたメンズウェアコレクションを発表した。コレクションでは、劇中で登場人物が着用しているようなフォーマルウェアと共に、デイリーに着ることができる現代風のデイウェアが展開されている。作品の舞台1920年代には、ブレザー、ボタンダウンシャツ、ローファーなどを着用するアイビールックが上流階級の象徴であったため、このコレクションも全体的にかっちりとしたアイビールックが主流となっている。そして、全アイテムに映画『華麗なるギャッツビー』のロゴと1920年代のブルックスブラザーズのロゴが特別にプリントされている。コレクションのすべてのピースに洗練された色使いがなされており、監督バズ・ラーマンが劇中で表現した華麗な世界観を彷彿させる。

作品情報
『華麗なるギャッツビー』
 監督:バズ・ラーマン
 公開年:2013年
 出演:レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マンガン、ジョエル・エドカートン
 配給会社:ワーナー・ブラザーズ

3.哀愁の花びら/ DSQUARED2 FALL 2014

画像出典:myStatesman

あらすじ
映画『哀愁の花びら』は、ジャクリーンスーザンのベストセラー小説『人形の谷』を原作とした1967年公開のアメリカ映画である。ハリウッドを舞台に若い女優3人の悲劇を描いた作品で、華やかな芸能界の裏側に潜むダークサイドを垣間観ることができる。この時代は、女性差別やセクシュアルハラスメントも当たり前な時代で、主人公3人はハリウッドで女優として成功を収めるため、たくさんの葛藤を経験する。主人公の一人、アン・ウェルズは、大学卒業後ニューヨークでブロードウェイのマネージング会社の秘書として雇われ、のちにクライアントの社長に引き抜かれ、人気モデルとなる。二人目の主人公、ニーリーは、ナイトクラブの歌手として台頭し、いずれ大スターとなるが、睡眠薬や覚せい剤に手を染め、本業もままならなくなり、転落の道をたどる。三人目の主人公である売れない女優ジェニファーは病に陥った夫のためにポルノ出演を決めるが、ガンを患い最終的に自殺してしまう。ショービズ界の裏に潜む悪が三人の若い女性を渦巻く、そんな悲劇のストーリーを楽しみたい方には必見の映画である。

画像出典:FASHIONISERS

そんな悲劇の映画『哀愁の花びら』からインスピレーションを受けたと言われているのが、DSQUARED2 FALL 2014コレクションである。ディースクエアードDSQUARED2は、カナダ出身の双子、ケイティン兄弟により創設されたミラノ発のファッションブランドである。ミラノファッションウィークで発表されたFall 2014年コレクションでは、グラマーとエレガンスを融合させ、女性らしさを表現したピースがたくさん見受けられる。劇中の主人公は皆、ライトピンク、黄色などのパステルカラーの衣装をよく着用している。ヘッドバンド、ライトピンクのローブ、薄い黄色のブラウス、長いスリップドレス、どれもガーリーで女の子をワクワクさせる衣装ばかりだ。コレクションでは、ラグジュアリーなジュエルトーン、フェザー、スパンコールがふんだんに使用されている。そんなドレスを着れば、パーティーで一番輝くこと間違いなし。コレクションに登場したモデルは、劇中の主人公たちのようにまとめ髪をし、エレガントな洋服と共に髪飾りや、上品なジュエリー、ハイヒールのサンダルを着用。細部まで、映画の女性らしさを表現した、上品なコレクションとなっている。

作品情報
『哀愁の花びら』
 監督:マーク・ロブソン
 公開年:1967年
 出演:バーバラ・パーキンス、パティ・デューク、シャロン・テイト
 配給会社:20世紀フォックス

4. マルホランドドライブ/PRADA Fall 2013

画像出典:25yearslatersite.com

あらすじ
「わたしのあたまはどうかしている」というキャッチコピーで公開された映画『マルホランドドライブ』は第54回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞するなど、高く評価されている偉大な作品である。監督はカルトの帝王と呼ばれることもあるデヴィット・リンチで、劇中では謎めいた世界観のストーリーを表現している。美しい漆黒の髪を持つ主人公リタは、マルホランドドライブで暴走する若者たちに巻き込まれ交通事故にあうが、幸運にも生き延びる。そして翌日、金髪の女性ベティは女優を目指し、ハリウッドの叔母の家にやってくる。そこで、見知らぬ女性リタが家に忍び込んでいることに気づく。実は、リタは交通事故で記憶をしなっていた。興味深く思ったベティは彼女の記憶を取り戻すために協力することとなる。この映画のストーリーはとても複雑で謎の多い映画として有名だ。そのため、監督デヴィットは劇中に10個のヒント、伏線を張り見る者を楽しませる。また、この作品は、観客自身が、映画から得た情報を元に自分のストーリーを作り、解釈することができる作品であるため、鑑賞後考えさせられる映画を好む人にとってはとっておきの映画である。

画像出典:VOGUE

マルホランドドライブから強く影響を受けたとされるのが PRADA Fall 2013コレクションである。ランウェイを歩くモデルは黒髪とブロンドの人がほとんどで、映画の主人公のコントラストを反映しているとも言える。このコレクションは全体的に日常で着やすいデザインが多い。オフショルダーのドレス、ゆったりとしているセーター、裾が斜めにカットされているスカート、ベルテッドスカートスーツなどが見受けられる。プラダのコレクションでは必ずスカートが登場するように、このコレクションでもスカートが多く見受けられ、ほとんどのものが膝丈であった。ファッションジャーナリスト、ティム・ブランクスによると、コレクションは主人公のリタを思わせるようなピースがほとんどである。モデルは皆、彼女が劇中でシャワーから出てきた後のようなウェットヘアで、赤リップをつけている。PRADA Fall 2013コレクションは、映画マルホランドドライブの謎めいた世界観に強くインスパイアーされたに違いない。

作品情報
『マルホランドドライブ』
 監督:デヴィット・リンチ
 公開年:2001年
 出演:ナオミ・ワッツ、ローラ・ハリング、ジャスティン・セロー
 配給会社:ユニバーサルピクチャーズ

5. めまい/Ralph Lauren Fall 2014

画像出典:FASHIONISTA

あらすじ
『めまい』は1958年に公開されたアメリカのサスペンス映画。監督を勤めたのはサスペンス映画の神様とも呼ばれた巨匠アルフレッド・ヒッチコックである。この作品は、サスペンスと共に芸術性が高く、美しい世界観が繰り広げられる。舞台は、アメリカ、サンフランシスコ。刑事である主人公ジョン・ファーガスンはかつて犯人追跡中に同僚が屋根から落ちて亡くなり、高所恐怖症になる。その後、同僚を亡くしたショックから刑事を退職した。しかし、ある日友人の頼みで彼の妻、マデリンを尾行し調査することとなった。彼女は、突然狂い出し、別人になったかのように不可解な行動に出るのだという。マデリンは、曽祖母の墓地やホテル、曽祖母の絵が飾られた画廊に度々へと度々足を運ぶ。主人公ジョンは、調査をしていくうちにそんな美しいマデリンに恋心を抱くようになる。この作品は、2012年に『世界の批評家が選ぶ偉大な映画50選』の第1位に選出され時代とともに評価を高めていった。またアカデミー美術賞や録音賞にもノミネートされているので、ミステリー好きにはオススメの作品である。

画像出典:FASHIONISERS

映画『めまい』からインスピレーションを強く受けたとされるのは、ラルフローレン Ralph Lauren Fall 2014コレクションである。まず、このコレクションで注目すべきなのが色使いである。実は、映画『めまい』のヒロイン、マデリン役にと構想していた女優が降板し、代わりにキム・ノヴァクが演じることとなったのだが、監督が彼女の行動に不満を感じ、わざと彼女の嫌いなグレー色を衣装の主要色としたのだ。同様にコレクションの主要の色はグレーとキャメルなどのニューチュラルな色となっている。デザインは、ミニマリズムが主要となっているが同時に洗練さやシックさもよく表現されている。ゆったりとしたピースにベルトを重ねたり、セーターに同色のスカートを組み合わせるルックがたくさん見受けられた。また、グレーのタートルネックやファーもたくさん使用されており、ボディシルエットを美しく引き立たせてくれる。グレーやキャメルのあまり目立たない色を使い、シンプルに仕上げているにも関わらず、このコレクションのルックは全て女性らしく、上品である。色々な機会に着ることができるピースを集めたコレクションとなっている。

作品情報
『めまい』
 監督:アルフレッド・ヒッチコック
 公開年:1958年
 出演:ジェームズ・シュテュアート、 キム・ノヴァク
 配給会社:パラマウント映画