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KANIZSA

2019SS PRE ORDER
9/14 - 9/28

KANIZSA

KANIZSA(カニッツァ)は本田剛がデザイナーを務めるユニセックスブランド。2016年のブランド開始から、パターン・テキスタイル・縫製の3点を基軸にストリートやモードでは語りつくせない、様々なカルチャーを色濃く反映した洋服作りを続ける。

SHOP BY LOOK


SPECIAL INTERVIEW

KANIZSA

3要素が魅せる錯視、存在しないデザイン

 デザイナー本田剛氏が手がけるユニセックスブランドKANIZSA(カニッツァ)。2016年のブランド開始から、複雑な造型技術の経験のもと、ストリートやダンス、ロックなど異なるカルチャーを高いレベルで融合させたコレクションを展開する。「癖のあるものに惹かれる」と語る本田氏にブランド設立前から今後の将来像まで話を聞いた。

ーブランド設立前のご経験を教えてください
現在ハナエモリのディレクターもされている天津憂さんのブランドA DEGREE FAHRENHEIT(エーデグリーファーレンハイト)でパターン、企画、生産などを7年程やっていました。そこから30歳になるタイミングで独立し、KANIZSAを始めました。在職当時から天津さんには独立の希望を伝えていたのですが、天津さんもNYのコレクションブランドから独立されたこともあって快く送り出して頂きました。
ーどのようなブランドにしたいというイメージありましたか?
まず考えたのは、A DEGREE FAHRENHEITとは違うことをやろうということでした。A DEGREE FAHRENHEITはシックでドレープの効いた大人の服。そんな前職での物作りで得た経験を元にしながら、もっと自分自身のパーソナルな、好きなカルチャーを入れ込んで、親元のブランドに似てると言われないようにやらなければというのを前提としてやっていました。
ーご自身の好きなカルチャーとはどんなものですか?
ストリートダンスが好きで動画や大会の映像を観たり、スケボーも好きで自分でも乗ったりしています。ただ、人混みなど皆がいるような場所に行くよりは一人で家にこもっている方が好きなので、ダンスも動画を見て家でひたすらやっていたり、スケボーもパークに行くわけではなく近所を走る程度です。みんなとワイワイするのが好きとういわけではなくカルチャーそのものが好きですね。
音楽は昔からロック、ヒップホップなどジャンルにとらわれず聞いていたので、自然と影響されるものがありますね。好きなアーティストは「TOOL/トゥール」とか日本の「たま」「降神/オリガミ」「THE BLUE HERB/ザ ブルーハーブ」。最近では「tricot/トリコ」もよく聞いてます。ちょっと癖のある人たちの方が惹かれますね。あとはAKIRAとか攻殻機動隊などのアニメーション映画やサイバーパンクが好きです。
ーコレクションを制作する上で考えていることは何ですか?
天津さんがふんだんにドレープがあるドレスやワンピースを得意とされていた方なので、造形的な部分に関するものが製図する上で自然と身についています。特に重衣料などメインに見せたいものにはそのような要素を使っていますね。イチから自分で製図、プリントやジャカードの柄も自分で提案して、出来る範囲のことは全て自分でやっています。ストリート、モード、エレガンスという枠組みは考えず、見る人がどう思うか。「ご自由にどうぞ」という感じでしょうか。シーズンテーマも設定せず、今作りたいものをそのまま反映したものが今シーズンのコレクションとなっています。これが作りたいと思ったらそれしかやりたくないので、周りに何と言われようがそこは譲れません(笑)
ーこだわりが強いんですね(笑)KANIZSAのクリエーションの核となる部分は何ですか?
僕は服を作る上で必要な最低限の3つの要素が『生地』『縫製』『パターン』だと思っています。どのシーズンも少なからずこの3つの要素だけはちゃんとしようという思いが根底にあります。芸術作品でなく売り物ですからね。この3つの要素でブランドらしさを形にしたい。という思いで服作りをしています。
ブランドのロゴにもそうした思いを込めています。パックマンのような3つの円で、本当は存在しない三角形があるような錯覚を覚えるというモチーフで、それぞれの円を『生地』『縫製』『パターン』に見立て、その錯覚で現れる三角形をまだ世の中にないデザイン(=ブランドらしさ)として表現しています。この錯覚を発見した人が、イタリアの学者カニッツァという方で、彼の名前をブランド名に使わせていただいています。
目に見えないものがあるのかないのかという錯覚は、市場を見て明らかに流行っているなというものには乗らないという思いに繋がります。それよりも今自分がどういうテクニックを使いたいのか、自分の中でどんなネタがあるのか、ということに素直になって服を作ってきたので、それは今までもこれからも変わらないです。トレンドから外れているものもあるとは思いますが、自分の悔いないように作りたいと思ったものをまずやって、結果ダメだった方が諦めもつくので、そこを大事にしています。先日バイヤーさんから「一見ストリートに見えるんだけど、到底ストリートでやってなさそうなテイストが入っているから良いよね」と評価をいただいたり、KANIZSAといえば…という形で少しずつ認識をしてもらっているかなと思います。
ー過去のシーズンから引き継いでいる定番なアイテムはありますか?
毎シーズン、ブランドの定番としてずっと手を加えていけそうな可能性を秘めたアイテムを模索していますね。

画像出典:FASHIONSNAP.COM

例えば、2018SSシーズンで発表したトレンチコートなどがそれにあたります。トレンチは細かなディテール部分が多いので、デザインできる部分が多く、いじればいじるほど燃えてきますね。ベーシックなアイテムだけど複雑な造形的なもの、というのがブランドのひとつの持ち味かなと思っています。お影様で海外を含め多くの方がピンタレストなどでシェアしてくれているのをよく見かけますね。
ーほかにも今シーズンの見どころアイテムを教えてください
このチェック柄のセットアップは、国内の有名なジャカード織の工場で製作したオリジナル生地を使っていて、薔薇とチェックが重なったデザインになっています。同じレイヤー内に異なるモチーフが存在することで、「それぞれが潰し合っているけど、どっちも生きている」ようなイメージで制作しました。ジャージとスラックスを組み合わせたパンツや、表裏がTシャツとタンクトップになっているものなど、異なるものをMIXしたアイテムは続けています。一見してこれは何だろう?みたいな色々な解釈ができる服作りをやっていきたいですね。
ー今後のブランド展開やご自身の将来像を教えてください
まずは着実に地に足が着いた範囲でブランドを続けていきたいです。気付けば「ああ、いるねKANIZSA」みたいな存在感というか(笑)大きな流れの外側から存在感を放っているような、そういう立ち位置に憧れてやっていますね。知る人ぞ知るような存在として、着実に伸ばして行ければなと思っています。少し考え方が古いかもしれませんが、まずは足元から。これからもKANIZSAらしく、自分が作りたいものを表現していきたいです。
本田 剛 (Goh Honda)
A DEGREE FAHRENHEIT(エーデグリーファーレンハイト)で天津憂氏に師事し、パターン、企画、生産などを経験。
2017SSシーズンより自身のブランド「KANIZSA(カニッツァ)」をスタート。

Photography : Sohei Yanaoka
Hair : MASAKI TAKADA
Makeup : Tomoko Imai
Styling : Kentaro Okamoto
Model : AOI
Interview : Yuya Uchida, Saori Ogura

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