デザイナーズボイス : G.V.G.V.

20周年のアニバーサリーを彩る90sのTOKYO

Text: Naoco Okada

ブランド設立20周年を迎えるG.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)。記念すべき2018AWシーズンは、デザイナーMUG氏のルーツとも言える、90年代の東京カルチャーをソースに、HYSTERIC GLAMOURや、FRANK KOZIC氏との豪華コラボレーションが実現。「今も昔も変わらずに好きなものをミックスした」と話すMUG氏に、今季の見どころについて話を聞いた。

─── コレクションを作る上で、テーマやデザインプロセスはどう構成していますか?

その時、頭の中に一番強くあるイメージ(気になる事など)をヴィジュアル、色、柄などに落とし込みながら、徐々に形にして行く感じですね。

─── 2018AWのテーマと見どころを教えてください

テーマは「opticadelic」。
オプティカル柄、サイケデリックフラワー柄、モアレ柄、カラーなどを混ぜることで、視覚的なパターンレイヤーが楽しめます。ブランド設立20周年ということもあり、今気になるものはもちろん、当時気になっていて今も変わらず好きなものをミックスしました。

─── 2018AWはコラボレーションのアイテムが豊富ですが、至った経緯やこだわった点を教えてください

ブランド設立当初の90年代のプリントやカルチャー的マインドが大好きで強く影響を受けたんです。 HYSTERIC GLAMOURや、アーティストのFRANK KOZIC氏に20周年記念としてコラボレーションのオファーをしたんです。両者とも快諾してくれた時には本当に感無量でしたね。自分に無いものが合わさる事で、素晴らしいコラボレーションが実現しました。自身のバックグラウンドや内に秘めた思いからオファーする事が大切だと思っているので、ずっと片思いだった関係が、両思いになれてうれし泣きしそうになる“恋愛に近い感覚”でした。 笑

─── コレクションの中で特に注目して欲しいアイテムは?

それぞれのプリントアイテムですね。HYSTERIC GLAMOUR、FRANK KOZIC氏のキャッチーでアイコニックなプリントが充実しています!

─── 2018AWのアイテムをどんな風に着こなして欲しいですか?

ストリートや、タウンユースなアイテムが多いので、あえて柄とミックスして90年代ライクを楽しんで欲しいですね。