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motoguo
2018SS Collection
"To Kinder"
Amazon Fashion Week TOKYO 「SEENOWTOKYO 2018SS Collection」最後を飾るのは、マレーシアを拠点とするmotoguo(モトゴー)。 LVMH PRIZEのショートリストやPITTI UOMOへの選出など国際的にも評価の高い彼らが、今回はどのようなショーを見せてくれるのか。 デザイナーのMoto Guoに今期のテーマにかける思いや今後について語ってもらった。
ー幼少時代とデザイナーを目指したきっかけは?
幼い頃は、絵を描くことや音楽に興味があり、特にクラシックをよく聴く環境にいたので、自分がファッションデザイナーになるなんて夢にも思わなかったよ。 しかし、高校生くらいの時から幅広い音楽を聴くようになって、クラシックからポップスやダンスミュージックにハマり出したんだ。 高校卒業後はクラシックミュージックを専攻して音楽大学に進学。その際に、音楽との関わりの中でファッションにも興味を持ち始め、 音楽家ではなくファッションの世界で生きることを決意したんだ。現在のデザインにおいても音楽の影響は強く受けているね。
ーデザインのコアになっているものは?
デザインとは単に絵を描くことでなく、それを発信して、受け手が何かしらの感情を持つ。それは、肯定的な感情だけではなく、否定的な感情、 なぜその様なデザインにしたの?等さまざま。その湧き上がる感情そのものがデザインの元となっているよ。僕にとってデザインとは自分のためではなく、 受け取ってくれる人とのコミュニケーションがコンセプトとして存在しているんだ。
ーマレーシアのカルチャーから受けたものは?
多くの人から聞かれるけど、マレーシアの文化ではファッションの優先順位は高くなく、人々は有名なデザイナーが手掛けた新しいものよりも、 ユニクロを筆頭とするファストファッションを好んで着ている。 自分はこの様な文化の中で育っているから、マレーシアそのものから受けた影響は大きくないんだ。ただ、マレーシアはマルチカルチャーの国であり、 中国やインド、独自のマレー文化など様々な文化や人種を受け入れ融合して生きている。その様な環境で育ったので、 他の文化を受け入れるということに関しては柔軟に受け入れることができるんだ。
ー日本のファッションに関して思うことは?
東京のファッションに関しては、非常に高い関心を持っているが、昨年2017AWファッションショーで3月に日本を訪れた際にギャップを感じたんだ。 インターネットを通して見ていた日本人のファッションは、非常に個性的でクレイジーな印象を持っていたが、実際日本に来たら全く異なっていた。 多くの日本人は同じ様な格好を好んでいて、自分が知っている先鋭的な日本のファッションはもはや移り変わっていたよ。 そこには自分が見ていた様なポップカラーのファッションや新たな表現はなく、みんなファストファッションに身を包み、面白みがなくなっていた…。
ー何カ国で展示会をした?
今回は、ミラノ、パリ、ロンドン、上海、東京。特に上海はマーケットの大きさからすべてのデザイナーが行くべきところになっている。 ビジネスとして考えた時にマストでいかなければいけないと感じたよ。
ー今期2018SSのコンセプトやテーマ"To Kinder"について教えて
自身のパートナーであり、ビジネスパートナーのKinderに捧げるコレクションとしての意味だよ。 自身のブランドを維持していくことは並大抵のことではなく、多くの悩みや衝突を生むことになる。 その時に、常にそばにいてくれたパートナーさ。彼がいなければ今回のコレクションを迎えることができなったよ。 彼へ捧げる意味を込めて。そしてもう一つの意味にオランダ語でKinder =子供という意味を指す。 前シーズンまではあえて子供っぽいデザインをしていたが、今回はそこに大人っぽさを付け加えた。 デザインとしても性的な描写や妄想も取り入れることによってコレクションに変化をつけたんだ。
ー2018SSの見どころやポイントは?
子供に対してもっと外の世界に触れて、自分の世界を広げて深めて欲しいというメッセージがあるんだ。 大人になるために、自らいろんなものに触れて刺激を受け、何に対して魅力を感じ、何を渇望するか、そして何に夢中になるのかを知って欲しい。 自分が何者なのか、何を求めているのかを知ることが大人になるということである、というメッセージを表現したんだ。 ぜひそれをみんなも感じ取って考えて見て欲しい。
ー10年後の展望を教えて
昨年2017AWファッションショーで日本を訪れた時には、ショールーム(展示会)もなく特別なことができなかったが、 今回はコレクションに加えてショールームも用意できた。少しずつではあるが、日本進出をすることができている。 まずは10月17日のショーの成功を考えて、その後、日本でできることを探っていきたいな。
PROFILE
2015年 モトゴーがマレーシアを拠点にメンズウェアのレーベルとしてスタート
2016年 クリエイティブディレクターとしてキンダーを迎える
2016AWコレクションでフィレンツェのピッティ・ウォモで「The Latest Fashion Buzz」に選出。
同シーズンより上海ファッションウィークにも参加
同年、LVMH PLIZEのショートリストにも選出。(マレーシアのデザイナー初のノミネート)
Camera Nazionale della Moda Italiana(CNMI)のサポートにより、ミラノファッションウィーク、イタリアでのランウェイショー発表
2017AW Amazon Fashion Week TOKYOで初めてのショーを行う

Interview&Translation: Yasushi Horikawa
Photo : motoguo
motoguo 2018SS Collection

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